大学の時に一番最初に話した友達が、卒業するまで友達だったんだけど、そいつが優秀すぎて集英社に就職した。
「類は友を呼ぶ」というから、自分も優秀だと信じてやまないんだけど、集英社で働くような真に優秀である人間とはどういうやつらなのか。
つい先日、そいつの結婚式があったから、こんな機会はなかなかないと思って集英社の人たちと話してみて感じた「優秀な人間」の特徴を、科学的な見地は一切無視して分析していきたい。
優秀な人間の外見
髪型
結婚式には、集英社の人間が5人来ていたのだけど、髪型は長髪ロングパーマから現代風ちょんまげまで多種多様。
テキトーに思い浮かべた優秀な人間というのは、シュッとした短髪でパリッとスーツを着ているイメージだが、まったくそんなイメージは当てはまらない。
人を見た目で判断してはいけないという教えを、「見た目不良=実は良いやつ」という方程式でしか理解していなかったが、「訳の分からない髪型のやつ=実はすごいやつ」という答えもあり得るのだと知った。
整った顔
髪型については十人十色だったが、顔は整っている傾向にあると感じた。
不良的にかっこいいのではなく、知的でかっこいい顔というイメージ。
ほかにもその場には男性が何人もいたが、どこか幼いというか男として完成されていないというか、明らかに集英社の人たちとの顔立ちと比べて、魅力に欠けている。
日常の充実度が顔にあらわれるのだろうか。
身長・体型
あと共通していたのは長身痩躯だということ。
集英社の社員は約800人らしいから、数人のサンプルでは統計的にダメだろうけど、明らかに身長が高くてやせ型が多い。
多分集英社の募集要項には身長170㎝以上という項目があると思う。知らんけど。
少なくとも優秀であるという要素には、明らかに身長という観点が存在しているんだろうと感じた。
身長は、自分ではどうにもならない遺伝の部分だが、やせ型であるという体型の部分は理性でどうにでも制御できる部分だから、優秀な人間は節制できる能力があるのは間違いないと思う。
優秀な人間の内面
なるべくして優秀になっている
集英社の人たちと話してみて感じた第一印象は、言葉遣いがしとやかであるという点。
使う単語の一つ一つで品のある言葉をチョイスしている。
このような言葉遣いは、職場の環境でどうのこうのできるものではないと思う。
幼いころからの言語環境が出来上がっていて、上品な言葉を使う親に育てられ、自身も上品になるという正のスパイラルの中にいる。
金髪の父母からは一生出てこないであろう言葉を、優秀な人間はふんだんに使う。
自分を上げない
人間は他者よりも優位に立つべく、本能的にマウントを取りたがる。
自分自身も他者に対してマウントを取りたいという心があることを自覚していて、この気持ちは非常に浅ましいと思っているから自制しているんだけど、優秀な人間は素でマウントを取りに来ない。
マウントを取るべき相手がいないレベルに達しているということもあるだろうし、言葉で相手を牽制する必要もないくらい結果で語ることができるということもあるんだろうと思う。
結果として、優秀な人間は、非常に謙虚に映る。
自分の感情を言語化できる
全員に共通していたのは、自分の気持ちを細かく言語化できるという点。
茶髪をぐるぐる巻きにアレンジした派手なドレスの人間が新婦に「めっちゃかわいい~すごい~」と感想を言うのとは訳が違う。
自分が結婚式に呼ばれたときにどんな気持ちだったか、実際に来てみてどのような感想をもったか、新郎新婦を見てどのように感動したのかということを、すべて細かく言語化することができる。
優秀な人間は、喜びも悲しみも怒りもすべて言葉にして相手に伝えられる。
優秀な人間の行動の特徴
遊んでいる
彼らはめちゃくちゃ遊んでいる。
仕事上の付き合いもあるのだろうが、意図的に充実した休日を過ごそうとしている。
ゴルフからサウナからキャンプから、次から次へと余暇のレパートリーが出てくる。
我々庶民よりと比べて、勤務時間も長いだろうし、業務にそそぐキャパも桁違いだろうに、庶民が家でダラダラと休日を消費しているころ、優秀な人間は充実した1日を過ごしている。
こういう細かなところから、優秀な人間とそうでない人間の質の差が生まれるんだと思い知らされた。
余裕がある
ホテルから式場へのバスに乗る順番や披露宴会場に入る順番、料理に手を付ける順番のすべてに余裕がある。
どういうことかというと、我先にという感じが一切ない。
庶民のみなさんどうぞお先へという一種の見下しのようなものを感じるほど余裕。
この余裕は、これまでの人生経験的に多少出遅れたところで巻き返すことができるという成功体験の積み重ねが生み出したものだと思う。
しかし、いざ庶民のみなさんが尻込みするような場面では、先陣を切って進んでいくことすら余裕。
すべてに余裕がある。
【感想】ルックスの良さ+経験値の多さ=知性の高さ
今回の結婚式での最大の気づきは、「知性の高さとルックスの良さに相関関係がないとおかしい。」ということ。
あれだけルックスが良い人間が集まって、そろいもそろって有能なのを見れば明らかだ。
外見的に魅力のある人間は、社会で多くの優遇をうけ、多くの経験を積み、結果的に知能が高くなる。
当然そこに甘んじることなく、得たチャンスをものにし、努力し続けることができる。
「外見で人を判断するな」というルッキズムとは金輪際おさらば。
優秀な人間はイケメンだし美人という事実を受け入れることに決めた。
ただし、イケメンや美人なら優秀なのではない。中身が空っぽのイケメンや美人も繁華街にたくさんいる。
外見が整っていることが、優秀へのスタートラインなんだと学んだ2024年夏。
コメント