これまでずっとデスクトップ型のパソコンだけで生きてきたんだけど、昨今のノートパソコンの進化がすごくて、デスクトップと同じくらいの処理が可能になってきている。
それならば、持ち運びもできて、キーボードもモニターもついているノートパソコンに乗り換えるほうが賢いでしょう。
という考えのもと、何を買うか悩んだ結果、リセールバリューがよいと評判のMacを22万円くらいで購入したんだけど、これが大失敗だった。
スタバでかっこつけられると思ったのが運の尽き。
Windowsしか使ってこなかった自分にとって、Macは操作しにくすぎた。
一つ一つ全ての操作で、「なんでこれがスッとできへんねん」というフラストレーションが溜まってしまって、結局売却することを決意。
これからMacの購入を考えているスタバでカッコつけたいWindowsユーザーに向けて、注意点や失敗点を中心に解説していく。
【結論】Macのダメな点
早速結論から書いていきたい。Windowsの感覚でMacを購入したら、こんなイライラポイントがあるという内容を解説する。
ウィンドウの操作
自分的に最も使用していてイライラしたのが、ウィンドウの操作だ。
Windowsでサイトなどを閲覧していて、画面にウィンドウを分割して表示したいとき、自分はウィンドウの上のバーをドラッグして分割したい方向の画面の端っこに持っていって分割する。
マウスのドラッグ操作だけで、スッとWindowsが自動的に画面分割してくれる。非常に直感的でよい。
小さく表示されているウィンドウを全画面で表示するのも、Windowsなら右上の×の隣にあるボタンをクリックするか、上のバーを画面の上にドラッグするだけでよい。
だが、Macはそれができない。
いちいち、左上にある小っちゃいボタンを操作して、いくつかある項目の中から今表示しているウィンドウを左半分に表示するのか、右半分に表示するのか、全画面にするのか選択してやっとウィンドウの大きさを変える操作ができる。
なんでウィンドウの操作をするだけで小さな緑のボタンにいちいちカーソルを合わせに行かなくてはならないのか。毎回イライラ。加えて、その緑のボタンが小っちゃい。
いや、それぐらいなら大丈夫だと侮るなかれ。
この小さいボタンによって毎日イライラさせられるストレスは半端じゃない。
Windowsを使用していて、頻繁に画面分割をドラッグ操作で行っているという人がMacを購入するのは要注意。
外付けキーボードとの互換性
リセールバリューのことを考えたときに、本体のキーボードを使って汚してしまうと、多少なりとも価値が下がってしまう。
そこでWindowsでも外付けキーボードを使用している人という人も多いと思うが、Macは外付けキーボードとの相性がかなり悪い。
例えば、文字を入力していて、かな入力と英語入力を切り替えるときに、Windowsなら1キーの隣の、「半角/全角漢字」というキーを使う人が多いのではないだろうか。
Macには、「半角/全角漢字」キーが存在しない。ではどこで、かな入力と英語入力を切り替えるのかというと、スペースキーの左に英語入力変換のための「英数」、右にかな入力に切り替えるための「かな」キーが配置されている。
それならば別に問題ないじゃない。と思うかもしれないが、事態はそう単純ではない。
外付けキーボードの場合、大体のものはWindows仕様のキー配列になっている。
Windows仕様の外付けキーボードでMacで操作するとどうなるか。
- 「半角/全角漢字」キー → 「`」みたいなのが入力され、イライラ。
- 「英数」キー → 無反応なことがあり、イライラ。
- 「かな」キー → 無反応なことがあり、イライラ。
外付けキーボードがWindowsのキー配置でも、Macのキー配列で文字を認識してしまうということが起きる。
当然だがこの問題は、文字入力変換にとどまらない。
「@」を押したいのに全然違うキーが入力されたり、「:」を打ちたいのに頓珍漢なキーが入力されたりと散々だ。
これを解決するために、Macでは外付けキーボードをWindowsのキー配置で認識する設定をすることができるが、かなり精度が低い。
いくつかのキーボードで試したが、Mac対応という記載のないキーボードでは、すべての製品でこの問題が発生した。
ということで、外付けキーボードを使用しているにもかかわらず、外付けキーボードも本体のキーボードも両方使って操作するという訳の分からない状況が生まれる。
ウィンドウはそれほど頻繁に操作することがないだろうからよいが、文字入力はパソコンの起動中には頻繁に行っているといっても過言ではない。
ということで、外付けキーボードでMacを快適に使用したいなら、Mac配列に対応しているキーボードを購入すべきだが価格が高い。
自分は結局、Mac配列に対応しているキーボードを購入したが1万円以上も余計に費用がかかった。
結局Windowsの操作に近づける設定をすることになる
なんとか使いにくい点を少しでも解消するため、Windowsの操作に近い設定にしたり、ソフトを導入したりと試行錯誤を続けた。
変更した内容は、MacのFinder(Windowsで言うフォルダ)にアドレスバーがなくて、今自分が見ているフォルダってパソコンのどこ?っていうのがわからないから、設定で見られるようにするなど、挙げればきりがない。
ということで、ウィンドウが見づらいという以外の問題はある程度カバーすることができた。
ただ、これによって新たな問題も自分の中で発生してしまって、よく考えてみると、これならWindowsを買えばよかったんじゃないかという話になってしまった。
いちいち設定しなくても最初からあの使いやすいWindowsの設定がされていて、ウィンドウもすぐに分割できて、外付けキーボードも買わなくて済んだ。
何してんのこれ。と思ったので、二度とMacは買わないという決意のもと売却することにした。
リセールは全然よくない
わたくし、こんなに操作しづらいMacですが、リセールは良いから安心して試してほしいと伺っております。
なので、売却するためにメルカリに出品。
使用期間5か月、充電回数20回ほど、バッテリーのライフ100%だった。
相場の範囲内で売却した結果、送料手数料を除いて得た額は16万6000円。
購入は、2024年4月に22万8800円。売却が、2024年8月で16万6000円。
ここで引き算という手法を用いて5カ月で何円失ったのか計算すると、6万2800円の損失。
リセールが良いとは何だったのか。
Windowsのノートパソコンのリセールと同水準ならば、リセールが良いというアドバンテージがない。
しかし、リセールが良くないことについてはわたくしもう知ってました。
これは最近のApple製品すべてに言えることで、近頃のAppleのリセールはだんだん悪くなってきている気がしている。
1年で新型のiPhoneに買い替える人なら、この感じは理解してもらえると思う。最近のApple製品って値崩れが激しい。
1カ月で数万相場が下がることもザラにある。
Apple主力のiPhoneがこの有様なので、Macも例外ではなかった。
Apple製品をリセールがよいと思って購入する時代は終わっている。
まとめ
Windowsは自分に合わせに来てくれるけど、Macは自分が合わせに行くスタイル。
直感的に操作できるのは圧倒的にWindowsだし、価格的にもWindows、選べる機種の選択肢もWindows。
Apple製品のリセールがよいというのは、もはや昔の話。
どれをとってもWindowsのほうが使い勝手がよいと気づかされた。
たしかにMacはスタイリッシュでかっこいいし、iPhoneとのAirdropの便利さは群を抜いていた。ここに異論はないんだけど、それ以外に利点を見つけることができなかった。
これまでWindowsを使っていて、Macに乗り換えるなら、Windowsの常識は一切通用しないことを覚悟して購入したほうが良い。
コメント