【WXR-11000XE12/N レビュー】高級WiFiルーターは一般人には不要。

2023年の11月に一戸建て（4LDK・約30坪）に引越したんだけど、それまでは鉄筋コンクリート造の50㎡くらいアパートに住んでいた。

そのアパートの構造が問題だったのか、WiFiルーターが最弱だったのか、全室にWiFiが届かず、通信が不安定で、すごくイライラすることが多かったから、引越しを機にルーターを一番良いのにしようと思って、WXR-11000XE12/Nを購入したのでレビューする。

最上位モデル

スペック

なんかクワガタみたいな見た目だが、2023年のバッファローのフラッグシップ。理論上は4Gbpsくらい出る。しかも、これまでの一般的なWiFiルーターは5GHz帯を主な電波の周波数として使用していたが、この機種は6GHz帯に対応している。

また、家の中には様々な電波を飛ばす家電（電子レンジとか）が多いが、それらの干渉を検知して、通信に影響を与えないシステムも搭載している。

もちろん、メッシュWiFiにも対応していて、WiFiルーターの欲しい機能全部乗せ。

ルーターの置き場

本来WiFiルーターは、まんべんなく家中に電波を届けるために、家の真ん中に置くのが最も効率よい。でも、家具の配置とかでそんなの現実的ではない。

大体の家でルーターは隅っこに追いやられていると思うが、うちも例外なく現在リビングの壁際にある。

しかも、テレビと壁に挟まれるポジションに置いているので、電波の干渉もそれなりにありそうな配置になってしまっている。

ちなみに上部にはでかいアンテナが4本立っていて本当はこれも良い感じの方向にそれぞれを向ける必要があるのだが、テレビに当たるので4本とも綺麗に直立している。

中継機はさよなら

設定して実際にWiFiに接続して速度を計測してみた。結果は以下の通り。

リビング

ルーターから5mほど離れてリビングで計測した結果が、1.6Gbps。速すぎ。無線なのに有線くらいの速度が出てる。

寝室

家は、2階建てで、リビングから最も遠い部屋で計測した結果が310Mbps。

1台で家中全てをカバーできている。

多分、これ1台あれば6LDKとか、50坪とかくらいまでは余裕でカバーできると思う。

ちなみにYouTubeとかの4K動画を快適に見るのに必要と言われている通信速度は20〜30Mbpsくらい。

全ての部屋で常時これ以上のスピードが出るから、中継機なんか必要ない。

【イマイチ】メッシュWiFi機能いらない・・・

メッシュWiFi使わない

前の家のせいでWiFiルーターをなめていたから、1番よいものを購入しておいて、もし電波が悪かったらもう1台買ってメッシュWiFiにしようと思っていた。

だけど、買って使ってみた結果、気づいたことは、「中継機いらない＝メッシュWiFiの機能も必要ない」ということ。

中継機を挟んだら速度が落ちるから、メッシュWiFiを検討する人が多いと思うが、このルーターを一般家庭が使う分には1台で全てカバーできるので、この機能は一切必要がないということに気づいてしまった。

【イマイチ】6GHzに対応する機器が少なすぎ

メーカーは買い替えるなら6GHz対応のルーターをすごく推している。確か6GHzによる通信は、混雑や干渉が少なく、高速で安定した通信が期待できるかもしれない。

だが、現状6GHzに対応している機器が少なすぎる。スマホで対応しているのはこれだけ。

PCで対応しているのは、これだけ。

わたくしも調べてから購入したから、一応対応機器を持っているけど、通信速度が速くなるわけでもないので、結局いつも5GHzで接続してしまっている。

【結論】オーバースペック

使用した当初は満足感しかなかったが、今冷静に考えると、全ての機能の10分の1くらいしか使いこなせていない気がする。

凄さを実感するのは、何かをネットからダウンロードするときに一瞬で終わるくらい。

これなら、‎WSR-5400XE6/Nとかでも十分1台で家中カバーできたと思う。最強ルーターであることは間違いなかったけど、多くの人にとってオーバースペックだと思う。